近年、老化や生活習慣病をまねく悪役としてよく知られるようになった活性酸素。活性酸素は他の物質を「酸化」させる力が強く、体内でさまざまな害を発生させます。特に細胞膜にある肥質は、活性酸素によって酸化させやすく、酸化によって膜がボロボロに。
その結果、体の老化が進んだり、動脈硬化などの生活習慣病やがんまでもまねいてしまうのです。こうした酸化を防ぐ働きをするのが抗酸化物質で、ブームになった赤ワインのポリフェノールもその一つ。
そしてごまには、特有のゴマリグナンというすぐれた抗酸化物質が含まれています。ゴマリグナンには、セサミン・セサモリン・セサミノールなどの種類があり、一番多いのがセサミン。このセサミンは抗酸化物質のなかでも、体内で活性酸素が最も多く発生する「肝臓」を助ける力が強いのが特徴です。
肝臓は、体に必要なエネルギーをつくり出したり、吸収された栄養素を体の成分になるようにつくり変えたり、有害物質や老廃物を処理したりする、重要な器官。肝臓の働きが衰えると、体が疲れやすくなり、肌のハリもなくなってしまいます。セミサンは肝臓から活性酸素を取り除いて元気にし、美容と健康を守ってくれるのです。
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